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【New Writer!】10代にしかできないこと

About Me ―二つの祖国―

こんにちは!新しくライターになったりさぴょんです。私は中国とのハーフで、小学校と中学校の9年間を上海の現地校で過ごしてきました。この間、中国に1週間ほど行ってきたのですが、空港で目的を聞かれた際にとっさに出た言葉が「一時帰国」でした。私はいつしか、日本と中国の両方に「帰る」と言うようになっていました。このように、両方を祖国と思えることをすごく幸せに思っています。

最初に言葉も分からずに中国の現地校に入学させられた時は、当然不安しかありませんでした。毎日言語と葛藤しながら、長期休みに日本に帰れることをまだかまだかと待っていました。 幼い私は、慎重な性格だったので、どこか自分で壁を作っているようでした。「言葉が通じないから。」「相手は中国人だから。」「私は日本人だから。」もちろん、言葉を早く習得しようと努力していたのですが、親戚の集まりなどで中国人と顔を合わせると、極力目を合わせないように顔を伏せていた記憶があります。それは、心の中の不安が「中国」という自分にとって新しい世界に少し暗い色のフィルターをかけていた気がします。その暗い色のフィルターは、相手の表情を読み取れなくして、「壁」を作り、寂しさが増していくばかりでした。

しかし、その暗い色のフィルターを外して、むしろ色鮮やかにしてくれたのは、その向こうにいた中国人でした。クラスメートは、休み時間になると一緒に遊ぼうと誘ってくれたり、先生の指示を身振り手振りで説明してくれました。私の習いたての中国語にも耳を傾けてくれて、正しい言い方を何度も繰り返して、一緒に練習してくれました。親戚の叔父さんやお姉さんは、大人たちの会話が少し落ち着いた隙に何か話しかけてくれて、ジュースを注文してくれたり、あれこれ気にかけてくれました。時間が経つにつれて、私は2、3年で中国語が喋れるようになり、中国をだんだんと好きになっていきました。それは自分から新しい世界に入って行ったのではなく、中国人が私の世界に入ってきてくれて、「壁」を壊してくれたようでした。

今では、日本にいても中国に早く帰りたいと思うことがあり、中国にいてもまた日本を思い出します。小さい頃からの経験から、今では何事に対しても、あまり「壁」を感じなくなり、いろいろなことに挑戦できるようになりました。

About Teens ―10代にしかできないこと―

最近、10代はとても注目されています。ニュースでは、将棋の藤井聡太四段の連勝記録が連日報じられたり、スポーツ界では、卓球の張本智和選手やサッカーの久保建英選手など多くの10代がめざましい活躍を見せています。また、10代のモデルも女子高生に圧倒的な支持を誇り、新しいトレンドをどんどん発信しています。社会的にも、10代向けのキャンプや「JK」を対象にした商品などが年々増加しています。

実生活では、勉強に没頭する人や、部活に熱中する人。志望校を決めている人や、まだ何をしたいかわからない人。海外を転々としてきた人や、ずっと日本で育った人。一人で趣味を極めるのが好きな人や、友達とワイワイ騒ぐのが好きな人。一人ひとりが、違う10代を過ごし、違う青春があります。共通するのは自分にしかできないことがあることです。

実際に、10代は大きなエネルギーと情報力を持っています。エネルギーは体力と好奇心。若いから、見たものにすぐ興味を持ったり、好きなことだけに没頭したり、たとえ行き当たりばったりでも、回り道をしていても、常に前進するエネルギーを持っています。そして多感な青春時代だからこそ、一人一人が自分の視点を持っています。時事ニュースにも、社会に深く入っていないからこそ芽生える疑問や見えてくる本質があって、新たな発想が生まれてくることもあります。身近なことでも、たまたま出会った街角の風景や偶然聞こえてきた会話に、ふと感傷的になったり、考えたりすることがあると思います。その些細な発見が、未来の欠片なのです。さらに、どこでも ネットがつながる情報社会で欠かせないのが情報力です。多くの10代はスマホを使いこなして、常に情報を受信、発信しています。受信は「知る」ことです。「知っている」と「知らない」ではスタートラインで大きな差がつきます。発信は「伝える」ことです。伝わり方で物事は大きく変わります。日々、SNSに触れたり、考えている10代は、「伝える」感覚を持っています。

私は、エネルギーと情報力を兼ね備えている10代にしかできないことがあると思います。それは、いろんな「壁」を壊すこと。冒頭で私は不安が「壁」を作っていたと書きましたが、私はティーンズなうが何かの「壁」を壊すきっかけになればいいなと思っています。言葉の壁、進学や将来の悩み、学校や部活での失敗や挫折、誰もが「壁」にぶち当たります。それは自分で作ってしまった場合も多いです。ティーンズなうで取り上げた情報や高校生のリアルな考えが「壁」を壊す手がかりになれたら嬉しいです。